2018年10月19日 第2回戦
ABEMAS（松本吉弘）VS フェニックス（近藤誠一）
リーダー多井がトップをとり、またもや勢いが戻ってきたABEMAS。松本つなげるか？
鳴き仕掛けが鍵を握る園田の麻雀。今回はいい方に出るか？それとも。
前の対局でほとんど参加できなかった亜樹。そろそろ実力を見せてほしい。
魚谷ラスから、好調近藤にバトンタッチ。トップを取ってもう一度流れをつかみたい。
東1局（親 松本）ドラ 西
園田（ツモあがり）タンヤオ 500点 300点
亜樹が赤牌の多い整った配牌をもらう。
園田仕掛けて早く安い上がりに向かう。
園田にテンパイが入り、亜樹にも赤を含んだ七対子の跳満テンパイが入る。
直後に、園田ツモ。
亜樹の手牌は赤入りのタンピンも見える配牌だったが、ツモがトイツ方向に延びていった分、テンパイが遅かった。
七対子が嫌い、苦手と公言している亜樹。
基本七対子を狙わない亜樹としては難しいツモだった。
東2局（親 近藤）ドラ 西
園田（ツモあがり）發 トイトイ 2600点 1300点
亜樹、またもや赤が入ったタンピン系に向かえそうなチャンス手をもらう。
園田、少々遠いところからトイトイをにらんで仕掛けに出る。
亜樹、自身の手がチャンスだが園田の仕掛けに対応し、ドラの西が切れなくて前に出られない。
その間に、園田トイトイに仕上げてツモ。
園田は、なぜいつも遠いところから仕掛けているのに最終的にトイトイになるのか？
理論では全く説明がつかないので、トイトイの神様がついているとしか言いようがない。
東3局（親 亜樹）ドラ 9萬 カンドラ 2萬
亜樹 近藤 テンパイ
亜樹、またもやタンピン系の綺麗な配牌をもらう。
近藤もホンイツ気配の好配牌。
園田は、またもや安い遠い仕掛けで手を作っていく。
近藤、萬子のホンイツに向かうと思いきや間7ピンでテンパイし珍しくそのままリーチ。
亜樹は、安全に回し打ちし三暗刻テンパイ。流局
東3局（親 亜樹）1本場 供託1 ドラ 4萬
近藤（園田からロンあがり）タンヤオ 赤1 2000点 1本場 300点
亜樹またもや好配牌、面子手に決め打つがツモがトイツ方向に伸びる。
捨てハイと手牌でトイツがかぶってしまい、七対子にしていたら早いテンパイに。
それでも中盤、仕掛けてテンパイを取る。
園田も、また遠い仕掛けを用いて、トイトイテンパイに。
近藤は仕掛けて3メンチャン待ちテンパイ。
園田、いったんは近藤のあたり牌をとめてテンパイを崩して回るも、
再び仕掛けてテンパイを取り、放銃。
園田の、遠い鳴きからのトイトイ仕上げはもはや特技。
止めたあたり牌を抑えきって終わればかっこよかった。
東4局（親 園田）ドラ 5索
亜樹（ツモあがり）タンヤオ ピンフ ドラ1 赤2（満貫）8000点
園田、整った2シャンテンの配牌から4順目高め三色、安め一盃口のテンパイ。即リーチ。
亜樹も、赤2ドラ1のチャンス手をもらっているが形が悪い。
普段の亜樹ならば親リーチに対し押し返さないが、ツモが効いて高い手になり危険牌を切って勝負に出る。
園田のあたり牌を使い切り3メンチャンテンパイ。ダマテン。
松本が安牌に困り、トイツ落としに向かった牌が亜樹にあたり放銃。
亜樹、やっと本来のうまさを見せ最後まで攻めきって上がりをものにする。
素晴らしいあがり。お見事。
一方、松本は、園田のリーチに降りていたが亜樹に放銃してしまったのは、痛恨。
園田は、今まで放銃も多いが親番で好配牌、好ツモの手牌をもらいトップを取ってきた。
親番のプレゼントを逃したこの半荘は苦戦？
南1局（親 松本）ドラ 西
松本 テンパイ 流局
南1局（親 松本）1本場 供託1 ドラ 1索
園田（ツモあがり）南 500点 300点 1本場 100点オール
南2局（親 近藤）ドラ 8索
亜樹（近藤からロンあがり）七対子 ドラ2 6400点
親の近藤、5順目にカンチャン待ち押さえつけリーチに出る。
他3人は、ベタおりせずに受けながら七対子模様で粘っていく。
亜樹が安全に進める中で、ドラを重ねて七対子をテンパイ。
園田、松本もテンパイを取りに海底前に仕掛けを入れ、
近藤が亜樹のあたり牌をつかんで放銃。
亜樹が粘り勝ち。またもや見事な回し打ちなのだが・・・。
亜樹の捨て牌には、おりていたためトイツ落としがいっぱい。
安全に進めたらドラ2の七対子上がれちゃった。という感じでもある。
いずれにしても、亜樹の流れの良さがうかがえる。
初トップ取れるかも。
南3局（親 亜樹）ドラ 發
亜樹 松本 テンパイ 流局
親の亜樹から中盤リーチが入る。
近藤チャンス手ではあるが亜樹に対し危険牌が押せず降りてしまう。
次順のツモで近藤上がりのがし。。
松本は最後のツモでテンパイ。
3着近藤と順位が入れ替わり、松本３着浮上。
南3局（親 亜樹）1本場 ドラ 1ピン
園田（亜樹からロンあがり）中 1300点 1本場 300点
南4局（親 園田）ドラ 5萬
亜樹（ツモあがり）南 500点 300点
トップ亜樹38800点、2着園田30000点、3着松本16600点、4着近藤14600点
好配牌をもらった亜樹が仕掛け3順目に3メンチャンのテンパイ。
5順目にあっさり亜樹ツモって順位変動なし。
| 1. 亜樹（風林火山） | 39900点 |
| 2. 園田（ドリブンズ） | 29500点 |
| 3. 松本（ABEMAS） | 16300点 |
| 4. 近藤（フェニックス） | 14300点 |
今回は圧倒的に亜樹の手牌が良かった。
今までの逆転負けの時とは違い、トップに立ってからも攻めの姿勢を崩さなかった。
攻守のバランスが素晴らしかったのでこれからは亜樹のトップがどんどん見れるはず。