2018年10月16日 第1回戦
ABEMAS(多井隆晴)VS 雷電(瀬戸熊直樹)
プロ麻雀界のエース級が勢ぞろい。
技術の高さ、打点の高さ、粘り強さ、すべてを見せてくれそうな4人の対決。
19戦目で本格的な頂上決戦が実現する。
面前、高打点派の滝沢、瀬戸熊、多井と、技巧派たろう。
重い展開が予想されるがたろうはどう攻めていくのか?
そして2戦2勝の多井、どこまで連勝記録を伸ばすのか?
東1局(親 滝沢)ドラ 北 カンドラ 4萬 2ピン
滝沢(ツモ上がり)リーチ ツモ 七対子 ドラ4(倍満)8000点オール
瀬戸熊が、赤2枚の満貫が見える好配牌を貰う。
2順目で暗槓をし、3順目で仕掛け、6順目にまたも暗槓し手を進めるが、
テンパイせず。
親の滝沢、字牌の多いバラバラの手牌が、七対子ドラ4のテンパイになる。
滝沢がリーチに出てツモ。
東1局(親 滝沢)1本場 ドラ 6索
多井 瀬戸熊 テンパイ 流局
東2局(親 たろう)2本場 供託1 ドラ 7索
滝沢(瀬戸熊からロンあがり)リーチ 一発 ピンフ 赤1(満貫)8000点 2本場 600点
東3局(親 多井)ドラ 5索
全員ノーテン 流局
東4局(親 瀬戸熊)1本場 ドラ 3萬
多井(瀬戸熊からロンあがり)ホンイツ ドラ1 3900点 1本場 300点
全員が整った配牌をもらう。
2順目たろうの切った4.7萬を下家の多井が3連続で仕掛け、萬子のホンイツテンパイ。
瀬戸熊が多井のあたり牌をつかみ放銃。
ホンイツ仕掛けの多井に対し、萬子を3回も連続鳴かせたのは曲者だから?
上家がたろうでなければ、全然違う展開になっていた。
南1局(親 滝沢)ドラ 白
滝沢 テンパイ 流局
南1局(親 滝沢)1本場 ドラ 8索
瀬戸熊(たろうからロンあがり)リーチ タンヤオ ドラ1 5200点 1本場 300点
南2局(親 たろう)ドラ 3索
多井(たろうからロンあがり)三色 ドラ1 5200点
親のたろう、仕掛けて役牌バックの上がりに向かうが、役牌は滝沢ともちもちで上がり目が無い。
たろうの動向を気にしながら、多井が三色をテンパイ、ダマテン。
たろうが多井に放銃。
多井技ありのダマテン。
トップを狙うならリーチだがドラ表示牌待ちの為、確実に上がりを拾う作戦。
南3局(親 多井)ドラ 1索
瀬戸熊(ツモあがり)リーチ ツモ ピンフ 赤2 裏1(跳満)6000点 3000点
瀬戸熊、ピンフ赤2の整った配牌をもらう。
3面チャン待ちのテンパイから即リーチ。
たろうも、瀬戸熊のあたり牌を使い切り追いかけリーチに出るが、瀬戸熊ツモ。
南4局(親 瀬戸熊)ドラ 5索
瀬戸熊 たろう 多井 テンパイ 流局
滝沢、57100点でダントツトップ、2着瀬戸熊24200点、3着多井19900点、4着たろう-1200点、2着、3着争いが焦点になるか。
多井が仕掛け強引なホンイツに向かい、たろうも仕掛けこちらも強引に上がりに向かう。
2人の強引な仕掛けは、お互い単騎待ちや、フリテンなど、とんでもないテンパイになる。
瀬戸熊は、途中2着死守の為オリにまわったが終盤テンパイが入りリーチに出る。
多井はテンパイ取りの為、仕掛けて裸単騎に。
そしてたろうは海底で瀬戸熊のあたり牌をつかみ、単騎の待ちを瀬戸熊のあたり牌に変え、テンパイキープ。
獣のような麻雀を見た。
やっぱり、この世代のライバル対決はすごすぎる。
南4局(親 瀬戸熊)1本場 供託1 ドラ 東 カンドラ 1索
多井(たろうからロンあがり)リーチ タンヤオ ピンフ 裏1(満貫)8000点 1本場 300点
多井の先制リーチに滝沢、三暗刻、四暗刻が見える手で、2ピンを暗槓。
滝沢、断トツトップ目だが勝負をかける。
たろうは、仕掛けて満貫テンパイするも多井に放銃。
3着の多井が2着に順位を上げ、終了。
1. 滝沢(風林火山) | 54100点 |
2. 多井(ABEMAS) | 30200点 |
3. 瀬戸熊(雷電) | 24200点 |
4. たろう(ドリブンズ) | -8500点 |
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それぞれの、プレーヤーがうまさを随所に発揮し密度の濃い内容で面白かった。
特に南4局、オーラスの攻防。
流局にはなったが、逆転のためには何でもやる多井、たろう、瀬戸熊の執念。
最終局は多井のリーチに対し、何もしなくてもトップになるであろう滝沢が暗槓し大物手を狙っていく姿勢。
やっぱり、エースたちの麻雀は面白い。最高の対局。